シェアハウスと普通の賃貸物件にはどんな違いがある?

シェアハウスと普通の賃貸物件にはどんな違いがある?

シェアハウスと普通の賃貸物件の違いですが、シェアハウスとは全くの他人同士がその物件内で共同生活を送ることが前提になっています。プライバシーを確保できる各人の個室はありますが、その他のキッチンや水回りの設備などは共用ということです。このような物件で快適に住むためにはそれなりのルールが必須ですから、それがオーナーによって設けられていることも大きな点ということができます。普通の賃貸物件の場合、まず契約者以外の他人が一緒に暮らすこと自体が想定されていないかもしれません。勝手に住まわせたりすると契約違反となり、オーナーとのトラブルになることもあります。また、基本的にはそれを意図した間取りになっていないと考えられますので、例えば個室が取れないとか、仮に取れたとしてもプライバシー確保のための鍵はないといったこともあるでしょう。他人同士がそれなりに快適に住むようなことは難しいと言わざるを得ないかもしれません。

シェアハウスはキッチン用品など共有するのが前提

シェアハウスの良いところは生活における大きな出費である家賃が、折半で安く抑えられるところでしょう。この利点を前提としているからこそ、せっかくの独り暮らしという快適な環境すら他人と共有出来るのです。自分の部屋はあるにしても、特にキッチン用品を共有することも前提になります。料理のルールについては居住者同士で決める事ですが、例え特定の人ばかりが料理する事になったとしても、持ち主は共有されるのが普通です。都会で働いて田舎に仕送りをする、といったどうしてもお金を貯めたい人ほどシェアハウスに向いており、あんまりキラキラしたものを期待しない方が実は良かったりします。家賃が安くなるという要素は本当に大きく、上京してしばらくお金が貯まるまではそれで我慢しようと考える人も多いぐらい、メジャーな生活スタイルになっているのです。もちろん、他人との共有生活におけるマナーが全員守れている事が必須条件である事は、言うまでもありませんが。

著者:芦沢昭男

筆者プロフィール

神奈川県横浜市出身。シャアハウス専門の不動産屋に勤務。シェアハウスの魅力を発信する記事を書いています。